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Research Introduction/研究紹介

アメリカ音響学会倫理規定

http://asa.aip.org/animals.pdf

人間や動物を用いた研究の行動指針

人間の被験者を用いた研究に関してアメリカ心理学会の"心理学者の倫理行動指針"、動物実験に関してアメリカ生理学会の"動物の注意および使用中の指針"を、アメリカ音響学会が支持していることを著者に注意します。学会誌に投稿する際に、各著者は良心的にこれらの行動指針に従ったものと仮定されます。


動物の世話や実験中における行動指針

(アメリカ生理学会の会議によって承認、1980年改訂)

新しい知識を得る目的だけのために動物実験は行われるべきです。実験手順および動物の種類や数が適切であるか熟考すべきです。
合法的に得た動物だけが実験室で用いられて、保持および使用は、いかなる場合でも、連邦、州、地域法および規則に従い、NIH指針(*)に沿って行われるべきです。(* "実験動物の世話と使用の行動指針"DHEW Publication No. NIH 80-23. Revised 1978, reprinted 1980, Office of Science and Health Reports)
実験室の動物は、心地良いよう十分配慮されているべきです。すなわち、適切に居住でき、食べ物を与えられ、清潔な状態が保たれた環境にいるべきです。
外科的処置を行う時はいつでも、苦痛を除去するために適切な麻酔薬を使用する必要があります。実験中に麻酔からの回復が必要な場合、苦痛を最小限にするような処置を行わなければなりません。筋弛緩剤は麻酔薬ではありません。また、それは外科的な拘束のためだけに使用されてはなりません。それは、適切に無痛覚となる薬とともに手術に用いられるべきです。麻酔薬を使用すると実験の結果が出ない場合は、NIH指針(*)に厳格に沿って行なわれるべきです。もし研究で動物の死が必要であるならば、動物は、観察の結果の上、人道的な方法で殺されなければいけません。
動物の手術後の世話は、不快と苦痛を最小限にするようなものであるとします。また獣医学学校で容認された慣例とどのような場合も等価であるものとします。
動物が、教育あるいは科学の進歩のために学生によって使用される場合は、経験を積んだ教師か研究者の直接の監督下に行われなければなりません。そのような動物の世話のための規則は研究のために使用された動物と同じでなければなりません。

原理9 人間が参加する研究

 心理学および人間の福祉にいかに最も貢献できるのかという各々の心理学者による熟慮の上の判断に基づいて、研究に着手する決定がなされます。研究を行なう決定権を持つことで、心理学者はどの研究にエネルギーを注ぎ、資力を費やす他の方向についても熟考することになります。この考えに基づいて、心理学者は、参加する人々の尊厳および福祉を尊重して関心もち、人間の被験者を用いた研究を遂行するための連邦や州の規則、専門的標準を認識した上で研究を実施します。

a. 研究を計画する際に、研究者は、その倫理の受容性の注意深い評価を行なうための責任を持っています。科学と人間の価値の重みが、いかなる原理の妥協であるというくらいまで、研究者は、倫理的な助言を求めて、被験者の健康を守る厳格な安全装置を観察するべき重大な義務を負います。

b. 一般的に、計画された研究の中で被験者が、"危険にひんしている被験者"あるいは"最小の危険にひんしている被験者”かどうかを考えることは、研究者にとって一番の倫理事柄です。

c. 研究者は、常に研究の倫理を守る責任を保持します。さらに研究者は、共同研究者、助手、学生、職員、およびすべての同様の義務を招く人々による研究参加者の倫理の処理に責任を負います。

d. 危険が及ばない研究以外では、研究者は、被験者の研究への協力に先だって、被験者と各々の義務および責任を明確にする明瞭で公平な協定を確立します。研究者には、その合意に含まれた約束をすべて守る義務があります。研究者は、参加意欲に影響を及ぼすかもしれないが、研究のすべてを参加者に知らせます。研究者は被験者の、研究のこと、またはそれ以外についてのすべての質問について説明します。インフォームド・コンセントを行うに先だって完全な情報開示をしなければ、被験者の福祉および尊厳を保護する安全装置の追加が要求されます。子供、あるいは理解および(または)コミュニケーションを制限するような損傷のある被験者との研究は、特別の保護する手続きを必要とします。

e. 研究の方法の条件で、秘密の使用あるいは騙しが必要になるかもしれません。そのような研究を行なう前に、研究者は以下の特別な責任を持ちます。(i) 使われる技術が科学的であるか、教育的であるか、価値のあるものかによって正当化されるかどうかの決定 (ii) 代替の手続きが隠し事や騙しをしていないかどうかの決定(iii) 被験者が十分な説明をできるだけ早く供給されることの保証

f. 研究者は、被験者がいつでも研究から離れられ、参加を辞退する個人の自由を尊重します。研究者が、権威あるいは被験者に対する影響力の位置にいる場合、この自由を守る義務は注意深い考えと考察が求められます。権威のそのような位置は、研究参加が雇用の一部として要求される状況や、被験者が学生、研究者のクライアントあるいは従業員である状況を含んでいますが、制限はされません。

g. 研究者は、研究手続きから発生するかもしれない肉体的・精神的な不快、害および危険から参加者を保護します。そのように重要な危険が存在する場合、研究者はその事実を参加者に通知します。大きな害の危険を引き起こしそうな研究手順は、より大きい害の危険に被験者がさらさない、または研究に大きい潜在的利益を持っていて、完全に情報が知らされ、自発的の同意が各被験者から得られた場合でない限り使用されません。

h. データが集められた後、研究者は被験者に対して研究に関する情報を提供して、発生したかもしれないすべての誤りを取り除くようにします。科学的で人道的な価値によって、この情報を保持するかどう判断する場合、研究者は、研究をモニターして、被験者のために結果の破損がないことを保証する特別の責任を負います。

i. 研究の手続きが個々の被験者にとって不適当な結果を招くときは、研究者は、長期の影響を考えて、それらの結果を検知し取り除く、あるいは、修正するための責任を持っています。

j. 実験中に得た参加者に関した情報は、あらかじめ別の方法で同意された場合を除いて秘密です。秘密性を保護するための計画とともに、他にそのような情報を得る可能性がある時は、インフォームド・コンセントを得るための手続きの一部として参加者に説明されます。

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